睡眠時に無呼吸になる「睡眠時無呼吸症候群」をご存知でしょうか?
無呼吸の主な原因は、空気の通り道である上気道が物理的に狭く、空気が通る⼗分なスペースがないため呼吸が⽌まってしまうからです。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)患者さんのほとんどが、この閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)に該当していると⾔われています。
上気道の狭窄については、理論上、上顎⾻を拡⼤することで緩和されます。
ところが成⼈で上顎⾻を広げることは不可能と⾔われていました。
近年、UCLAのWon Moon教授の考案した装置によって、成⼈の⽅でも拡⼤することができるようになってきました。アメリカでは現在、睡眠時無呼吸症候群の治療のために、上顎⾻を広げる矯正治療が⾏われています。
当院でもWon Moon教授の直接の指導のもと、この⼿法を取り⼊れた治療を⾏っています。
オルソアンカーを併⽤した拡⼤装置によって、不可能と⾔われてきた11歳以降の上顎⾻そのものを拡⼤することで、⿐気道の空気抵抗を減らし無呼吸を緩和します。
拡⼤ ¥220,000(税込)
*矯正治療の併⽤が必要になります。(ケースにより別料⾦)
治療期間:装置の埋⼊設置は1回の来院で可能ですが、その後の拡⼤は症例によって異なります。
<治療等の主なリスク、副作用について>
あまり⾼齢の⽅では拡⼤が⾏かない可能性があります。⾻隆起が極端に⼤きい⽅、縫合部の接合が極端に強固な⽅では拡⼤ができないかあるいは⼿術を併⽤する場合があります。
※この治療で⽤いる素材は、医薬品医療機器等法上の承認は得ておりません。
また、同⼀の性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。