マルチブラケット装置
パッシブセルフライゲーションブラケット(歯冠色)
「ブラケットの⾦属⾊が⾒えるのが嫌だ」という⽅のために、パッシブセルフライゲーションブラケット(歯冠色)[カボデンタルシステムズジャパン]というブラケットがあります。
機能性は、カボデンタルシステムズジャパンの通常ブラケットと同等の性能があります。さらに材質はすべてポーセレン(陶材)で作られているので、⽬⽴ちにくい装置です。
ポーセレン(陶材)のため、茶渋などもつかず、清潔さを保ちやすいです。
費用
治療内容 |
治療費用 |
マルチブラケット |
¥880,000 |
※料金はすべて税込となります。
<治療等の主なリスク、副作用について>
マルチブラケット:治療中に歯根が吸収して短くなったり、矯正治療そのものによって噛み合わせが不安定になったりというリスクがあります。
《その他》
定期的な通院などにご協力いただけない場合、治療方針の修正が必要になります。
装置の装着中は痛みを感じたり、発音しづらいことがあります。
パッシブセルフライゲーションブラケットの装置は日本で矯正歯科の治療に利用されており、
矯正歯科治療に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。
パッシブセルフライゲーションブラケットは薬機法上の承認を得ています。
《使用素材のご紹介》
カボデンタルシステムズ株式会社から入手しています。https://www.kavo.co.jp/
矯正治療用アンカー

成⼈矯正においては、ブラケット治療だけではご要望にお応えできないことがあります。
「もっと⼝元をきれいにもっと前⻭を後ろに下げたい」というご要望にお答えするために、矯正アンカーといわれるミニインプラントをアゴの⾻に埋⼊し、これを固定源として前⻭を後ろに下げます。
以前は”いわゆる出っ⻭”の治療のために、頭に固定源を求めるためのヘルメット(ヘッドギア)を1⽇14時間以上使⽤する必要がありましたが、矯正⽤アンカーによってこれが必要なくなりました。
費用
1本 55,000円 ※料金は税込です。(自費診療)
使用期間
アンカー⾃体の埋⼊、設置については、概ね1回の来院で完了します。
矯正治療において必要なくなった時点まで使⽤して撤去となるため、使⽤期間については患者さんによって様々です。
<治療等の主なリスク、副作用について>
植立できる部位に限りがあるため場合によっては、骨密度が低い場合などは、脱離しやすかったり、そもそも植立を断念せざるを得ない方もおられます。
※この治療で用いる素材は、医薬品医療機器等法上の承認は得ておりません。
また、同一の性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
見えにくい矯正
舌側矯正治療
「どうしても矯正装置が⾒えるのが嫌」という⽅のために、⾆側に矯正装置をつける矯正治療ができます。
ただし、⾆側矯正では、表からの矯正装置ほど、効果を期待できないことがあります。
表から⾒えませんが、⾆側に⾦属の装置をつけているので、⼤きく⼝を開けた時には、やはり⾒えてしまいます。
また、「⾆側にあるため清掃」が難しいという難点があります。
このあたりがご理解いただける⽅にとっては、⼈から気がつかれることなく矯正治療ができるという点でメリットがあります。
舌側矯正治療例
*治療中の写真です。ご了承ください。
治療内容 |
本数 |
治療費用 |
マルチブラケットリンガル |
1 |
¥1,100,000 |
移植ソケットリフト |
1 |
¥110,000 |
抜歯 |
3 |
¥33,000 |
※料金はすべて税込となります。
<治療等の主なリスク、副作用について>
マルチブラケットリンガル:治療中に⻭根が吸収して短くなったり、矯正治療そのものによって噛み合わせが不安定になったりというリスクがあります。
移植ソケットリフト:矯正治療中に⼀部だけ脱離して⾷事ができにくくなったり、咬むことで装置が変形し、⼝の中に傷を作ったりというリスクがあります。
抜⻭:容易に抜けなくて⾻を削ったり、抜⻭後に出⾎が⽌まりにくかったりというリスクがあります。
マウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置による矯正治療は、患者さまの⻭型をとり、コンピュータでスキャニングします。そのデータを元に当院院⻑が矯正治療の設計を⾏います。
その設計から専⽤のマウスピースが作成されます。
治療ステップごとに患者さまはそのマウスピースを付け替えるだけで治療が完了します。
透明なマウスピースのため、⾒た⽬を重視する⽅におすすめです。ただし、装着時間はほとんど24時間使⽤する必要があります。
また、透明なマウスピース矯正の⽋点として、「顎の位置が合っている」という前提にたって治療が開始されるので、「顎関節症の⽅、顎の位置がわずかにずれた⽅」などは、要望どおりに⻭が動かないことがあります。
この問題点を解決するため、当院では、治療途中であっても顎の位置が変化した時点で再度⻭型を取り、設計し直して治療を継続しています。(費⽤は発⽣しません)
逆にその分、期間がかかる場合があるということが難点になります。
(完成物薬機法対象外の矯正装置であり医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。)
標準的な費用 |
治療にかかる期間 |
¥935,000 |
2年~4年程度。 |
※料金はすべて税込となります。
<治療等の主なリスク、副作用について>
マウスピースにより動かすので得意でない動きがあり、細かい噛み合わせについては不完全になるリスクがあります。