諫早の痛くない歯科|堀内歯科・矯正小児歯科
 
 
 
 ■ 9歳 〜 11歳 の矯正治療
歯の並ぶための隙間が足りないときは?
この時期では、糸切り歯から後ろあたりの歯が永久歯に交換することによって永久歯列が完成に向かう時期です、この時期になって前歯がまっすぐなっていないようなら、歯並びはでこぼこになる可能性が大きいでしょう。
この時期にすることは、将来は得てくる永久歯の隙間がたりないということになりますから、きちんとならぶために隙間を作ることです。ただその隙間を作る方法には2つの方法があります。

来院された時点ですでに前歯がでこぼこである状態でしょうが、とにかく乳歯を削るなり抜歯するなりしてとりあえず前歯を並べる必要があります。この状態で後ろの永久歯がはえてくるまでしばらくかかりますのでその間に抜歯をするか装置をつかって隙間をつくるのか決めていく必要がありますね。
左側の装置は上下の前歯を装置を使用して並べ終わったところです。上下の前歯が幸運にもあまりでこぼこになっておられない状態あとは隙間をつくる方法を考えるだけですね。
方法1:抜歯して隙間を作る

ひとつは、永久歯のまびき(抜歯)をすることです。上下左右の歯をまびきしないといけませんので結果的に4本の永久歯を抜くことになります。
上下の前歯が並びきらない状態ですが、下の歯列はあまりでこぼこがありません。
とにかく隙間をつくって前歯を並べます。
永久歯を抜歯して残りの永久歯が生えそろうのを観察していきます。
方法2:装置を使って隙間を作る

もうひとつの方法は、一番後ろにある6歳臼歯を装置をつかって後ろに下げることです。これは、とても根気のいることなのでお子さんの性格や生活のリズム等を考慮する必要があるでしょう。
右の写真は下の歯列での隙間をつくる装置でリップバンパーといいます。これは口の中に入れっぱなしになります。上の歯列でつかっても効果の上がるお子さんと上がらないお子さんがありますので、時期や状態によって使用可能かどうかみてあげる必要があります。
左側の2枚の写真では上の歯列で隙間をつくるための装置です。これはヘッドギアといいまして使用時間が最低でも一日14時間です。かなり気合いがいる装置ですね。これを隙間がたりない分だけ使用します。きちんと使うと1ヶ月で約1ミリ動きます。タイプが2つありますが、上は面長な子に、下はどちらかというと顎がしっかりしたえらはりちゃん用です。

左の写真はリップバンパーを使用して治療開始する前の状態です。下の前歯4本がはえています。一番奥は6歳臼歯でね。前歯と一番奥の6歳臼歯の間には永久歯が3本づつはえないといけませんが、、、どうみてもはえるスペースが足りません。
リップバンパーを使用しています。一番奥の6歳臼歯に留め金をつけて歯列の前の部分に太い針金を浮かせる状態にしています。無理やりですが、永久歯がはいってきているでしょう?!
こちらの写真では上の写真よりわずかにですがデコボコがなくなってきています。
治療終了時の写真ですが、左下にはわずかに隙間が残っているのがおわかりになるでしょうか?!
上あご自体がでている感じだけど?そういう場合は
上のアゴがでていて、出っ歯の状態になっているお子さんに関しては、とにかく早めに上下のアゴのバランスを整える装置をつかってアゴの前後的な関係を修正する必要があるでしょう。

左側の写真の装置はFKO(エフカーオー:ヨーロッパ発祥の装置)という装置です。基本的に上が出っ歯の歯列が適応です。この装置は、上下の歯型から成長してほしいところまで半ば強引に下あごを引っ張り出すような装置になります。これによって一時的にではなく、下あご自体を成長させることができます。基本的に出っ歯といわれているお子さんのほぼすべてが上あごがでているわけではなく下あごが引っ込んでいるので相対的なバランスがよくなります。ついでに上の前歯に針金がかかっていますので上の前歯自体が出ている場合でもある程度向きを修正することが可能なんです。これだけで治療が終了する子も多いようですね。
左の2枚の写真はFKOを使用して治療が終了したお子さんの写真です。

上あごがでていて隙間もたりないときは?
基本的には上の方法を組み合わせて治療していくことになります。
上下の顎のアンバランスを治療したあとにでこぼこが残っている場合は抜歯をするかさらに装置を使用して隙間をつくるかという選択肢になりますね。それぞれの装置によって使用しないといけない期間がありますからそれぞれのお子さんにとってベストな治療時期や治療に要する期間と成長を考慮する必要がありますね。
受け口のお子さんについて
横顔が普通なお子さんでは
リンガルアーチ

横顔が普通な感じのお子さんでは歯が並ぶ隙間があれば前歯の前後関係を修正するだけですね。
 
このあたりには左の写真のリンガルアーチやオーラルシールドあるいは上下の前歯だけに装置をつけてということになります。

全体的な咬みあわせも治療するのであればマルチブラケットという装置を用いて最終的な配列をしていくことになりますね。
オーラルシールド

横顔がしゃくれた感じのお子さんでは
この時期ですと全体を永久歯列の完成が間近ですので6−8歳のページでも記載していますが、後戻りを覚悟の上での治療になります。基本的にはギャップが大きいようであればそのまま成長が終わるのを観察していって成長が終わった時点で外科的な矯正治療ということになります。ただ、そのまま経過を観察するよりも装置をつかって積極的に治療していったほうが骨格的なバランスは当然ですがいい状態になります。
t治療例
骨格を分析したところアンバランスがありました。 とにかく前歯の状態を改善して経過を観察しますが、受け口の度合いが強く上の前歯を外に出せないので下駄をはかせた形にしています。(バイトプレート)
下駄を履かせた状態で前歯を前に リンガルアーチという装置です。上の前歯を前に
上の歯列の骨格自体が成長が足りないですから横幅を成長させます。 横幅を成長させることで鼻の通りがよくなりさらに成長が促進されます。
マルチブラケットという装置で仕上げをしています。 治療が終了したところです。